例え一時的にでも大切な資産を預けるのですから、取引所の安全性はとても気になります。
ですが過去にハッキングや内部犯行による流出・盗難事件を経験したことがない取引所はほとんどありません。
そこで今回は、ビッサム(Bithumb)のセキュリティーや評判・評価、過去にハッキングされたことはあるのかについて解説します。
Contents
ビッサムのセキュリティーは?
業界トップレベルのデータセキュリティシステムを構築し、ユーザーの資産を保護するべく取り組んでいる、とのこと。
ですが、実際にはなにをどう取り組んでいるのか、詳しく掘り下げようと思います。
金融機関レベルのセキュリティソリューション
サイバー攻撃や情報漏洩に対しては商業銀行並みの強化対策を行い、ハッキングのリスクを軽減。
このレベルの対策は韓国取引所では初です。
ネットワーク分離
ネットワークを分離し、外部ハッキングによる侵入防止と防御システムを用意。
24時間365日監視するシステムを韓国のトップセキュリティ会社へ相談。
最大保証額60億ウォンの保険
新しいサイバー総合保険「Hyundai Marine&Fire Insurance」と、個人情報漏洩賠償責任保険「Heungkuk Fire&Marine Insurance」から30億ウォンずつ計60億ウォン補償されるとのこと。
グローバル認証取得予定
自社のセキュリティが高度であることを実証するため、ISMS・PIMS・ISO27001などの取得を目指しています。
資産の別管理
ユーザーが預けた現金資産(ウォン)は外部銀行に保管。
暗号資産はホットウォレットとコールドウォレットに分けて保管。
なお、ビッサムの資本金は200億ウォン以上で、取引所事業に必要とされる20億ウォンを大きく上回っています。
そしてキャッシュリザーブ(現金準備)は常に100%を維持。
過去にハッキングされたことはある?
ビッサムは2018年6月20日にハッキングされたことを発表しています。
ハッキングはこれで2度目。
暗号資産の被害額は、当初350億ウォンとされましたが、190億ウォンにまで引き下げられました。
・被害銘柄は11種類
・被害額ビットコイン2016BTC、イーサリアム2219ETHなど
・ホットウォレットがハッキングされた
ちなみに、1度目のハッキングは2017年7月で、この時は個人情報(名前やメルアド、携帯電話番号など)が流出してしまいました。
ビッサムの評判・評価は?
ここからは気になるビッサムの評判について調べてみました。
https://twitter.com/shingeki_human_/status/1096294262717566976
ですねー
最近はビッサム上場した銘柄は爆上げしてますからね!— smile (@snowsmilenifty) April 26, 2018
ビッサムに上場するのは、ホルダーにとって期待感が高まることでもあるようです。
韓国のBTC価格が上がってます。
ビッサムのリスト銘柄が好調です。— マユリ*《漢》* (@anaaki1028) April 19, 2018
多くの投資家がビッサムに上場している銘柄をチェックしているようです。
ビッサムのサイトはコピペができない!?
ビッサムでは通常行う右クリックではコピペができません。
いままでのようにコピペしたい部分を反転させた後、「Ctrl」+「C」でコピー、「Ctrl」+「V」でペースト…でできます。
今まで不便だなぁと感じていた方は、ぜひ一度お試しください。
北朝鮮がサイバー攻撃で暗号資産を不正入手!?
2019年3月8日、日経経済新聞から「やっぱり…」と思わせる記事が公開されました。
内容は、国連安全保障理事会の報告書によると北朝鮮はハッキング攻撃によって6億7000万ドル分の法定通貨と暗号資産を不正入手した、というものです。
この情報はまたたく間に世界に拡散されました。
記事によると、2017~18年にかけてのサイバー攻撃は日本や韓国などのアジア圏の取引所に少なくとも5回行われ、被害額は推計5億7100万ドル。
コインチェックの被害も、北朝鮮のハッカー集団によると書かれています。
記事には書かれていませんが、ビッサムの被害も…と予想されます。
ビッサムは現在セキュリティ対策を強化しています。
絶対に安全という保障はありませんが、それでも同じ過ちを二度と繰り返さないよう努力している姿勢は見られます。
ビッサムは口座開設費用も口座維持費用も無料なので、まだアカウントをお持ちでない方は、この機会に開設してはいかがでしょうか。