2017年11月の終わりから好材料が発表されるたびに価格が高騰し続けたADAコイン(エイダコイン)は、公開後わずか2ヶ月半で公開直後につけた最高値を更新する快進撃を見せました。
2017年後半、ビットコインの価格上昇に伴い多くのアルトコインの価格が暴落する中でも、ADAは横ばいを維持し続けた底力を持っています。
そこで今回は、ADAコインについて、特徴・今後の将来性や可能性・チャート・取扱取引所・買い方(購入方法)を初心者の方にもわかりやすく解説します。
※特に記載がない限り2017年12月26日時点のデータです。
Contents
ADAコイン概要
- 通貨単位:ADA
- 時価総額:6位
- 発行上限枚数:450億枚(市場流通量320億ADA)
- 公開日:2017年10月2日(ビットレックスに上場)
- 取引承認システム:PoS「ウロボロス」
- 作者:チャールズ・ホスキンソン、ジェレミー・ウッド
- 運営:カルダノ財団
- 開発:IOHK
- 営業:エマーゴ
ADAコインの特徴
オンラインカジノ「カルダノ(CARDANO)」のプラットフォーム(開発のベースになるもの)になります。胴元がいないため、公平にカジノやゲームを楽しむことが可能です。銀行口座を持っていなくても、ADAを保有していれば利用可能です。
ADAは「カルダノ」内にて使用される通貨にもなります。
量子コンピューター耐性と、安全性の高い難解な言語を利用したプログラミングによって、ADAは強固なセキュリティを持つ暗号資産となっています。
ADAコインと量子コンピューター
世界中で開発競争が起きている量子コンピューターは複雑な計算でも一瞬で解くことが可能ですが、従来のセキュリティが簡単に破られるという問題点もあります。
それはつまり、暗号資産の暗号化したデータも量子コンピューターの前では意味がなくなるのですが、この点ADAは量子コンピューター対応通貨であるため非常にセキュリティが強固なのです。
ADAコインの利用方法
カジノやゲーム以外にも、ADAは便利に利用できます。
ADAコインATMが日本に設置
日本にATMが設置され、ADAの取り扱いが可能になります。
まずは5か所からスタートして、2018年の10月までには25か所に設置される予定です。
Cardanoデビットカード
ADA専用ダイダロスウォレットを利用してCardanoデビットカードにADAをチャージすることが可能で、チャージした分だけオンラインショップや店頭で利用できます。
銀行口座が開設できず、クレジットカードを持てない方には便利なカードになりますね。
ADAコインの開発者
暗号資産の優等生とも言えるADAを開発したのは、イーサリアムやビットシェアーズといった時価総額の高いアルトコインの開発にも携わった、天才数学者チャールズ・ホスキンソン氏です。
ちなみに、ADAの営業面を担当しているエマーゴは東京にオフィスがあり、代表は日本人の児玉健氏です。ADAが日本で知名度を上げるために働きかけています。
ICOで大成功する
ADAのICOは追加を繰り返し、最終的にはイーサリアムのICO額を超えるほどになりました。
1回目と2回目のICOが日本で行われ、即完売して話題になります。3回目は日本を含むアジア向けでしたが、この3回のICOで予定額を販売しきってしまいました。
ADAコインの将来性
冒頭で述べましたが、ビットコイン高騰の裏でアルトコインが暴落しても、ADAは踏ん張り、価格を大きく下げることはありませんでした。
理由は「コミュニティの力」「アジアを意識している」「低価格」「時価総額の高さ」「セキュリティの高さ」などが挙げられ、これらに多くの投資家が期待したため、価格は少し下がっても買われ続けた結果、暴落しなかったのです。
ADAは2018年以降も、新しいニュース(好材料)が発表されるたび、投資家に注目されることは間違いないでしょう。
コミュニティはADAとの絆
コミュニティの強さは価格上昇に欠かせない特徴のひとつです。ユーザーを大切にして、ユーザーの意見に耳を傾ける暗号資産が成功しているのです。
ADAではカルダノフォーラムやロケットチャットで仲間と意見を交換したりできますし、自分たちの意見をカルダノに伝えることも可能です。質問などもどんどん投げかけて盛り上げましょう。
アジアを意識することの意味
日本では赤ちゃんでも銀行口座を開設できますが、アジアでは銀行に口座を持てない方が多くいます。
アジア経済の成長率は高く、世界経済の発展には必要不可欠な牽引力なのに、多くの方が銀行口座を開設できないという不平等さ・不自由さを抱えています。
それを解消してくれるのがADAなのです。
セキュリティの高さ=価値の高さ
将来ほとんどの暗号資産が直面するであろう汎用量子コンピューター登場によるセキュリティ崩壊の問題も、ADAには何の問題ありません。
ADAを保有していることで資産を安全に守ることができる…その価値は非常に魅力的です。
進化するADAコイン
ADAは段階を経てバージョンアップしていきます。当然ですが、アップデートするほど期待も高まります。
2017年に「Byron」がリリースされ、2018年春以降に「Shelly」がリリース予定。以降「Goguen」「Backus」「Basho」「Voltaire」と続きます。
ADAコインのチャートと価格推移
取引所公開直後はどんな暗号資産でも利益確定売りが発生するため、価格が下がるのは仕方のないことです。
2017年11月29日、ビットレックスにてETH建てでADAが購入可能になると、価格が大きく上昇。
同年12月に入ると中国大手取引所バイナンスやコインネストでもADAの取り扱いがスタート。取引所が増えるごとに購入者も増え、価格も上昇。
同年12月17日、ビットコインの価格が下がり始めると共に、ADAなどのアルトコインの価格が高騰。
このチャートではクリスマス休暇に入っているため、マーケットに大きな動きがない状態です。
公開後の底値付近で約4円で購入した場合、価格は現在約50円です。100万円分を底値付近で購入した場合、現在は1250万円相当の含み益になっています。
ADAコインが買える取引所
ADAは日本国内の取引所では購入できません(バイナンスが日本支社を設立予定)。
海外の取引所では、バイナンス・ビットレックス・コインネストなどで購入可能で、今後利用できる取引所は増える予定です。

ADAの購入方法
ADAは現状日本円で購入できません。
日本の取引所に口座開設→日本円入金→ビットコインかイーサリアム購入→海外の取引所に送金→送金したビットコインやイーサリアムでADAを購入
という流れになります。
※現在取引所口座開設申し込みが殺到し登録完了、そして取引開始できるまでに時間がかかっていますので、早めの準備を心がける必要があります。
ADA専用ダイダロスウォレット
購入したADAは取引所のウォレットに入れたままでも構いませんが、できれば専用のウォレットに送金しましょう。
ダイダロスはセキュリティの高い、高機能なHDウォレットです。今後も機能が追加されていくので、早めにインストールしておくことをおすすめします。
高機能故に、低スペックPCではインストールできても起動できない場合もあります。
ADAコインの稼ぎ方(儲け方)
ADAは中期長期的に保有するだけでなく、取引所にて短期売買を繰り返しても利益を上げることが可能です(多少のトレード経験が必要)。
保有者への配当・ステーキング
ダイダロスウォレットでADAを保有し、ステーキング(保有量重視のマイニング)を行うと初年度と2年目には9.13%の利益配当が貰えると非公式での情報があります(具体的な数字は公式発表待ち)。
ステーキング中は資金の移動ができませんが、挑戦する価値は十分です。実装が待ち遠しいですね。
ADAのリスク
投資にはリスクがつきものですが、それは価格の下落だけではありません。価値の高い暗号資産は犯罪者から狙われています。
手口のひとつに、ADA専用ダイダロスウォレットの偽物があります。過去本当にあった実際の手口で、スマホのアプリで利用できるウォレットというものでした。偽物なのでそのウォレットに送金してしまうと自分のADAは2度と戻ってきません。
今後このような犯罪の手口は増えてくるので注意しましょう。
※日本の取引所では、DMMビットコイン・GMOコイン・Liquidがおススメです。
上記4社は口座開設費用も口座維持費用も無料なので、この機会に早めに開設しておきましょう。
情報ありがとうございます(^.^)
いきなりですが、ダイダロスをADAを保管していますが、「とある理由でADA の価値が下がる」と言う人もいて、混乱しています。。
とある理由と言うのがなんの事なのかも解っていませんが、、、
Reeko様
こんにちは。
仮想通貨の世界では常に両方の意見・情報がありますし
ガセネタもたくさん溢れてるものです。
ご自身が信じれる筋からの情報だけ信じるなど
情報に踊らされないようにしたいですね!
また信ぴょう性のある情報がありましたら
シェアしていただければ幸いです。